≪WIND風 Gパネの続編! Mk=20≫
題:パネルでポン 天界からの訪問者
《第19章 岩石の巨兵》
アキラたちが城の中を進んでいくと大きな岩が道をふさいでいた。
カイン「これじゃ先に進めない・・・」
セシル「だからといって引き下がるわけには行かないわ」
リンゼ「じゃあこの岩をどうにかしてどかさないとね」
アキラ「となると、この岩を破壊、もしくは押すしかないな」
ナティア「とにかくやってみましょ」
アキラたちは岩を押し始めた。
しかし岩は少しも動かない。
レイア「だめだ、びくともしない」
ピュア「壊すしか方法はないね」
その時、リョウが立ち上がった。
リョウ「よし!わしに任せろ!」
リョウは岩の前に行った。
リョウ「おんどりゃ〜っ!」
リョウは満身の力を込めて岩を殴った。
?「痛い・・・」
リョウ「ん?今何か言ったか?」
フリル「私じゃないよ」
ティンク「僕でもないよ」
ピュア「私も違うわ」
アキラ「気のせいじゃないか?」
リョウ「そうじゃな、んじゃもう一(いっ)ちょ」
リョウは再び岩を殴った。
?「痛い・・・」
リンゼ「今、確かに誰かの声が聞こえたよ」
サラ「リョウ、どいてください」
リョウ「お、おう」
リョウが岩からどくとサラは岩に向かって魔法を放った。
サラ「ムーンストライク!」
サラの魔法が岩に直撃。
その時、岩が動き始めた。
岩「痛い!やめろ!」
ナティア「岩がしゃべった?」
次の瞬間、散ばっていた岩が一か所に集まり岩石の巨兵と化した。
アン「なんだあんただったのかい?どうりでおかしいと思ったよ」
岩石の巨兵「アン、妖精たちと一緒、裏切ったのか?」
アン「そのとうりさ、【ジャイアントロック】、そこをどきな!」
ジャイアントロック「ならお前らみんな倒す」
アキラ「来るぞ!」
ジャイアントロックの拳がアキラたちを襲う。
アキラたちはジャイアントロックの攻撃を避ける。
ティンク「当たらないよ〜だ」
フリル「今だわ!」
フリル「マジックフラワー!」
フリルの魔法がジャイアントロックに直撃。
しかしジャイアントロックにひるみはない。
ジャイアントロック「効かない!」
アン「あいつには魔法は効かないよ!」
フリル「そんな・・・」
アキラ「ならば斬る!」
アキラは風の剣を手に取った。
アキラ「はぁーっ!」
アキラの剣がジャイアントロックの右腕を斬りおとした。
ジャイアントロック「無駄」
ジャイアントロックの右腕がもとに戻った。
アキラ「なに!?」
ジャイアントロックの拳がアキラを撃った。
アキラ「うわ!」
アキラは城の壁にたたき付けられた。
レイア「アキラ、大丈夫か!」
アキラ「ああ、何とかな」
ナティア「直接攻撃も駄目だなんて・・・」
カイン「これじゃ勝ち目がない」
サラ「みなさん、敵には必ず弱点があります。それを見つければ倒せます」
リンゼ「確か岩は『風化』に弱いはずだから風と水の魔法でいけばいいよ」
セシル「分かったわ」
セシル「スプラッシュ!」
セシルの魔法がジャイアントロックに直撃。
アキラ「つむじ風!」
セシルの魔法に引き続きアキラの魔法もジャイアントロックに直撃した。
ジャイアントロック「ぐっ・・・」
その時、ジャイアントロックがひるんだ。
ナティア「効いているわ」
ナティア「ウエーブ!」
ナティアの魔法がジャイアントロックに直撃。
アキラは再び魔法を放つ。
その時、ジャイアントロックの体が徐々にもろくなってきた。
ジャイアントロック「馬鹿な!」
リョウ「よっしゃーっ!後は任せろ!」
リョウはジャイアントロックに向かって走り出した。
リョウ「おんどりゃーっ!」
リョウの拳がジャイアントロックの体を砕いた。
ジャイアントロック「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
リョウはジャイアントロックを倒した。
ピュア「やったね、リョウお兄ちゃん」
リョウ「おうよ!」
アキラ「次へ急ぐぞ!」
アキラたちは魔王のもとへと向かった。
第20章へ続く・・・
《今回の演出者》
アキラ(主人公)
8人の妖精
カイン(太陽の王子)
リョウ(漁師)
アン(闇の妖精)
ジャイアントロック(岩石の巨兵)
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