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≪WIND風 Gパネの続編! Mk=33≫


題:パネルでポン 天界からの訪問者


《第32章 奇跡》

アキラたちは一斉に攻撃を仕掛ける。

アキラたちの攻撃はひたいの黒い石に次々と直撃するが死竜にひるみは無い。

レイア「なんて頑丈なんだ!」

セシル「あの黒い石も魔法は通用しないわ」

リンゼ「これじゃきりが無いよ!」

死竜の進攻は一向にとどまらない。

リョウ「駄目じゃ、死竜を止める手段が無い」

アキラ「諦めるな!絶対に死竜を止めるんだ!」

ダン「今度は合体魔法で攻める、ゆくぞ!」

アキラたちは次々と合体魔法を繰り出す。

しかし、死竜にひるみは無い。

ナティア「合体魔法でも駄目だなんて・・・」

次の瞬間、死竜は無数の雷を放った。

ピュア「危ない!」

ピュア「プリズムシールド!」

宝石の壁が無数の雷を弾く。

ティンク「強すぎるよ」

サラ「確かに魔法も合体魔法も効かないとなると他に打つ手がありません」

アン「じゃあどうしろっていうのさ?」

再び、無数の雷がアキラたちを襲う。

カイン「このままでは僕たちがやられてしまう」

アキラ「任せろ!光よ!」

魔法陣が無数の雷を弾く。

フリル「やっぱり私たちの力じゃ駄目なの?」

ソフィア「もっと強い合体魔法が使えたら黒い石を破壊できるのに・・・」

アキラ「もっと強い・・・そうか!」

ティンク「どうしたの?」

サラ「どうやら死竜を止める方法を思いついたようですね」

レイア「本当か?」

アン「で、何なんだい、その方法ってのは?」

アキラ「俺たち全員で合体魔法を放つ」

カイン「そうか、その手があったか!」

ナティア「たとえ1人1人の力が弱くてもみんなの力が1つになれば大きな力になるわ」

リンゼ「それならあの黒い石を破壊できる!」

ピュア「それにみんなの世界を救うことも出来るわ!」

セシル「やってみましょう!」

ダン「塵も積もれば山になるか・・・考えたなアキラよ」

アキラ「みんな、行くぞ!」

アキラたちは一斉に魔法を放った。

アキラたちが放った魔法はまばゆい光を放つ球体と化した。

ソフィア「すごいエネルギーだわ、このままじゃみんな吹き飛ばされちゃうわ!」

光の球体はゆっくりとアキラたちに近づいてゆく。

リョウ「こっちに来るぞ!」

カタカタカタ・・・・・(何かが震えている)

アキラ「こ、これは!」

フリル「どうしたの?」

アキラ「天空の聖剣があの光に共鳴(きょうめい)している」

アキラは天空の聖剣を手に取った。

次の瞬間、光の球体が天空の聖剣と融合し、光の剣と化した。

アキラは剣を構えた。

アキラ「この剣に俺たち14人の力が宿るというのなら、俺はこの1撃にすべてを懸(か)ける!」

アキラは死竜に向かって飛んだ。

アキラ「はぁーっ!」

アキラは光の剣を振り、黒い石を撃った。

デスザウラー「グアアアァァァァァァッ!!!」

パリ―ン!

黒い石は粉々に砕け散った。

次の瞬間、死竜は巨大な光に包まれていった。

アキラ「何だこれは!?う、うわーっ!」

アキラもその光に包まれていった。

ソフィア「アキラ!」

ソフィアはアキラを助けるため、光の中に入った。

サラ「ソフィア!」

次の瞬間、アキラたちを包んだ光は消えた。

セシル「き、消えた!?」

レイア「そんな馬鹿な!」

リンゼ「アキラたちが見当たらない・・・本当に消えたっていうの・・・?」

ピュア「じゃぁアキラお兄ちゃんたちはどこに行ったの?」

ナティア「分からない・・・とにかく天空の世界に戻りましょう」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

住民G「何だあれは!?」

住民H「死竜が光に包まれてゆく」

次の瞬間、死竜は光とともに消えた。

住民I「消えた!?」

住民J「一体何が起こっているんだ?」

その時、空からいくつかの影が現れた。

住民K「あの方たちは!」

住民L「ああ、間違いない。彼らはわれわれの世界のために戦ってくれた恩師だ!」

フリルたちは天空の世界に戻って来た。

住民Mたちはフリルたちに駆け寄る。

住民N「大丈夫ですか!」

フリル「ええ、なんとか戻ってこれたけど・・・」

ティンク「アキラ兄ちゃんとソフィア姉ちゃんがあの光と一緒に消えちゃった」

住民O「アキラが!?では彼らは今どこに?」

アン「そんなのこっちが知りたいよ」

リョウ「くそっ!あいつらは今どこにいるんじゃ!」

カイン「落ち着くんだリョウ。今は彼らの無事を祈るんだ」

ダン「そうじゃな・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ソフィア「・・・・・・・はっ。ここは?」

ソフィアは何かに横たわっていた。

ソフィア「そうだ、アキラは?」

アキラはソフィアのすぐ近くで倒れていた。

ソフィアはアキラの所へ行った。

ソフィア「大丈夫?」

アキラは目を覚ました。

アキラ「ああ、なんとか・・・」

ソフィア「ここはどこだろう?」

ソフィアは周りを見た。

一面に雲が広がる。

?「目が覚めたようだな」

アキラ「誰だ」

?「私は神竜。邪の力から解放してくれたことに礼を言おう」

アキラ「と、いうことは俺たちはポップルスの平和を取り戻すことが出来たのか!」

神竜「そうとは言い辛(づら)いな」

ソフィア「どういうことなの?私たちはコーデリアたちを倒してあなたを元に戻したのよ」

神竜「確かに、今のお前たちの戦いでホップルスを覆う邪気はほとんど消失した」

アキラ「ではなぜだ?」

神竜「邪気は消失した。しかし、その源は今も残っている」

ソフィア「つまり、その邪気の源を何とかすればいいのね」

神竜「邪気の源は天空の世界にある」

アキラ「そうと分かれば話は早い。天空の世界へ戻るぞ!」

神竜「天空の世界まで私が連れて行こう」

アキラ「それはありがたいがあなたは今どこにいるんだ?」

神竜「どうやら大き過ぎて分からないようだな。お前たちは今私の背中に乗っている」

ソフィア「え、そうなの?」

神竜「そろそろ行くぞ。しっかりつかまっていろ」

神竜がそう言うと、ものすごいスピードで天空の世界へと飛んだ。


第33章へ続く・・・


《今回の演出者》

アキラ(主人公)

9人の妖精

カイン(太陽の王子)

リョウ(漁師)

アン(闇の妖精)

ダン(闇の騎士)

天空の世界の住民(味方)

デスザウラー(死竜)

神竜(天空の世界の守護神)



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