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≪WIND風 Gパネの続編! Mk=34≫


題:パネルでポン 天界からの訪問者


《第33章 宿命》

レイア「ん?ありゃなんだ?」

レイアが指した方向から何かが飛んできた。

住民「あれは神竜!」

住民「元の姿に戻っているぞ!」

カイン「あれが天空の世界の守護神・神竜」

その体は白く、巨大な翼を羽ばたかせていた。

フリル「あそこにいるのアキラじゃない?」

リンゼ「ソフィアもいるよ」

リョウ「あいつら無事じゃったんか」

アキラたちはフリルたちのいる所にたどり着いた。

セシル「2人とも無事だったのね」

アキラ「みんなには心配をかけてしまったな」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

?「キーッ!あいつらめ、喜んでいられるのも今のうちだよ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ソフィア「そうそう、みんなに聞いてほしいことがあるの」

ピュア「何?」

アキラは神竜が言ったことをみんなに話した。

ナティア「つまり、この世界にいる邪気の源を何とかすればいいのね?」

アキラ「そのとうりだ」

ダン「だが、それを探そうにも当てが無くてはどうにもならんぞ」

次の瞬間、アキラに向かって魔法が飛んできた。

アキラ「なに!?」

ソフィア「危ない!」

ソフィアはアキラをかばった。

ソフィア「きゃっ!」

ソフィアは倒れた。

アン「なんだい、今のは?」

その時、建物の影から3人の魔女が現れ、ソフィアを連れて逃げた。


?「どきな!女神様の御通りだよ!」

サラ「女神?では彼女らがコーデリアの正体だったのですね」

GC版のストーリーもそうだろ。

アキラは駆け出した。

ティンク「アキラ兄ちゃん、どこへ行くの?」

アキラ「決まっているだろ!ソフィアを助けに行く!」

アキラはおばばを追って行った。

フリル「私たちも行きましょう」

フリルたちもアキラたちを追った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アキラ「くっ、迂闊(うかつ)だった。まさかこんな近くにいたとは・・・」

アキラがおばばを追い走っていると、広い草原に出た。

そこにソフィアが倒れていた。

アキラ「ソフィア!大丈夫か!?」

アキラはソフィアに近づいた。

ソフィアは起き上がった。

次の瞬間、ソフィアは何かでアキラを斬りつけた。

アキラ「!?」

その時、アキラはソフィアのひたいに黒い石があることに気づいた。

アキラ「あれがあるということはあやつられているのか!?」

ソフィアはアキラに襲いかかる。

アキラ「やめるんだ!俺は君と戦う気は無い!」

ソフィア「・・・・・・・・・・」

アキラ「やはり無駄か・・・まさかこのようなかたちで君と戦うことになるとは・・・」

ソフィアはなおもアキラに攻撃を続ける。

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マンガリ「ひっひっひ・・・あのガキもこれなら攻撃できないようだね」

ヒンダリ「さすが姉たま。悪知恵だけは鋭(するど)いよ」

マンガリ「『だけは』は余計だよ!」

ミンギリ「姉たま大変だよ!」

マンガリ「今度はなんだい!?」

ミンギリ「あのガキが剣を手に取ったよ」

ヒンダリ「まさかやる気じゃないのかい?」

マンガリ「こいつはヤバイね。もし黒い石を壊されたらあの小娘が元に戻っちまう」

ヒンダリ/ミンギリ「そいつはやばいよ!」

マンガリ「こうなったら私らも一緒に戦って一気にやるしかないね。行くよ!あんたたち!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アキラはソフィアの攻撃を避け続けていた。

アキラ(こうしていればいつかチャンスが来るはずだ)

次の瞬間、ソフィアの体制が崩れた。

アキラ「今だ!」

アキラは黒い石に向かって剣を振る。

その時、アキラの背後から魔法が飛んできた。

魔法はアキラに直撃した。

アキラ「ぐ・・・」

アキラは倒れた。

ミンギリ「やったよ姉たま」

マンガリ「よーし、この調子でどんどんいくよ!」

ヒンダリ「小娘、あんたもこのガキをやっちまいな!」

ソフィアは矢を取り出し構えた。

アキラ(あれは弓だったのか)

次の瞬間、ソフィアは矢を放った。

アキラ「まだだ!」

アキラはソフィアが放った矢を避ける。

しかし、矢はアキラの腕をかすった。

アキラ(しまった!)

マンガリ「しつこい奴だ!あんたたち、あれを使うよ!」

ヒンダリ「あれだね!」

ミンギリ「この日のために特訓してきた成果、見せてやる!」

そんなのいつやったんだ?

おばば「必殺!【スーパートリプルアタァァァァァァァァァァァック!!!】」

単に『スーパー』が付いただけかい!

おばばが放った魔法はアキラに直撃した。

アキラ「うわーっ!」

アキラは倒れた。

意外に強いな、スーパートリプルアタック。

マンガリ「アーッハッハッハ!これでこのガキはおしまいだね」

アキラ「・・・ぐ・・・」

ミンギリ「コイツまだ生きているよ」

ヒンダリ「本当にしつこい奴だね!小娘、やっておしまい!」

ソフィアは矢を構えた。

アキラ(駄目だ、これ以上は持たない。これまでなのか・・・)

マンガリ「小娘、今のうちにそいつをやっちまいな!」

ソフィアは矢を放とうとしない。

ヒンダリ「どうしたんだい?やりな!やるんだよ!」

ソフィア「駄目・・・私・・・には・・・・・出来ない」

アキラ/おばば「!?」

ミンギリ「どういうこと?あいつは魔法であやつっているはずなのに」

おばばたちは動揺した。

アキラ「さっきの戦いであいつらの魔力も弱っていたのか。だとしたらチャンスは今しかない!」

アキラは立ち上がりおばばの所へ走った。

アキラ「はぁーっ!」

ヒンダリ「しまった!」

次の瞬間、アキラの剣がヒンダリとミンギリを討った。

ヒンダリ/ミンギリ「ギヤーッ!!!」

2人は倒れた。

マンガリ「ヒンダリ!ミンギリ!このガキ、よくも!」

マンガリはアキラに向かって魔法を放つ。

ソフィア「だめーっ!」

ソフィアはマンガリを取り押さえた。

マンガリ「小娘、何をする!」

ソフィア「アキラ・・・早く・・・止めを・・・刺して!」

アキラ「分かった。だがそれでは君も傷つけてしまう。そこをどくんだ」

ソフィア「それでは逃げられてしまうわ・・・だから・・・だから私ごと貫(つらぬ)いて!」

アキラ「なんだと!」

マンガリ「馬鹿な!死ぬ気かい!」

ソフィア「早く!」

アキラは答えた。

アキラ「分かった・・・」

マンガリ「本気かい!?そうすればこの小娘も死んじまうんだよ!」

アキラは心の中で囁(ささや)いた。

アキラ(天空の聖剣よ、俺に彼女を、ソフィアを助けることのできる力を貸してくれ!)

アキラは剣を構えた。

アキラ「ソフィア・・・俺を信じろ!」

マンガリ「やめろーっ!」

次の瞬間、アキラの剣はソフィアごとマンガリを貫いた。


最終章へ続く・・・


《今回の演出者》

アキラ(主人公)

9人の妖精

カイン(太陽の王子)

リョウ(漁師)

アン(闇の妖精)

ダン(闇の騎士)

天空の世界の住民(味方)

神竜(天空の世界の守護神)

おばば(マンガリ、ヒンダリ、ミンギリ)


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